なぜにお〜いお茶天然水緑茶・・・・。

 さて。観戦してきたので覚書を書き散らかします。結構忘れてるけどね。


 タイトルおかしいですが、2局観戦して印象に残ったのがなぜかこれ!
 主催者側が机上に普通のお〜いお茶を準備してるのに、わざわざ阿久津六段持参してくるんですよ。準決勝のときは特に疑問ももたなかったんだけど、決勝のときは「え?また??天然水緑茶!?」と思わず食いついてしまった。

 これ夏季限定商品じゃないんだっけ・・・・最近売ってるの見ないんだけど。
 参考リンク:http://store.shopping.yahoo.co.jp/softdrink/4901085099445.html
 味にこだわりでもあったんだろうか?


 対局は11階のスクエア。大盤解説が12階のホールでありました。
 参考リンク:有楽町朝日ホール|スクエア|見取り図
 準決勝はA〜Cを全部使用。決勝はBとCを使用してました。




 さて。準決勝の阿久津主税六段‐佐藤和俊五段戦。
 棋譜とか大盤解説とか云々は中継サイトがあるので、そちらをご覧下さい。
 参考リンク:朝日杯将棋オープン中継サイト

 ystkさん対局中はずっと対局室にいたんで正直大盤解説の様子は棋譜からしか知りようがない。

準決勝
[大盤]  [中継担当記者][記録係:田嶋三段]
        ┌───┐
        │   │
  佐藤和俊五段│   │阿久津主税六段     →こっち側で久保八段‐渡辺竜王戦
        │   │
        └───┘

 こんなかんじで。

 やはり観戦客が久保八段‐渡辺竜王戦の方が多いのはしょうがないですね。でもこちらも結構人がいました。少なくとも椅子席は埋まっていたので。ただ立ち見を2時間強しようという気合の入った人は限られますね。
 対局開始10分前頃に両対局者が入室。
 佐藤和俊五段生でははじめて拝見したんですが、身長たかーい!思わずガン見してしまった。
 阿久津六段が紺のスーツ。佐藤和俊五段は紺のピンストライプのスーツを着ていらっしゃいました。阿久津六段中継でも書かれてましたが、髪を切ってきたようです。でもカラーリングはしてないから根元が黒い・・・・(笑・年末とゆーかTVのときにして以来やってないのか)ネクタイが紺地の斜めストライプで、もっと明るい色でもいいんじゃないかとか突っ込みたくなるんですが、まぁ格好で勝負するわけじゃないしね*1。ついでに言うと大逆転将棋のときも思ったんだけど、靴の色をなんとかしよーよ・・・・。黒が嫌なのかもだけど、茶にしてももっとダークブラウン系とか。靴がすっげー浮いて見えないか?靴があの色ならスーツが紺じゃないほうがいい気がする。


 阿久津六段が駒箱から駒を取り出して、並べるところから拝見。いや。あれだね。指フェチとしてはたまらん・・・・。

 阿久津六段は内側の胸ポケットから扇子の袋を取り出して、黒地*2の扇子を盤の前横にして置き、腕時計を外して自分の左側に。
 佐藤和俊五段は紙おしぼりを取り出し*3、これまた腕時計を外して自分の右側に置いていました。

 対局前だが着席後に主催者側がお〜いお茶を準備持ってきたり、紙おしぼりも持ってきたり、対局中に紙コップ持ってきたりと*4、なにやらわたわたし過ぎて笑ってしまいました。着席前にそれくらい準備しとこーよ><
 しかも佐藤和俊五段はご自分でも紙おしぼりを持参されていたので、2コ・・・・。


 対局中の様子は、阿久津六段はいろいろ動きがあるんですが。相手の差し手に反応したり、扇子で口元隠したりパタパタしたり、姿勢を色々変えたり。佐藤和俊五段は静か。両手を組んで顎の下に当てて考え込んでたりはしましたが、阿久津六段に比べると動きが少ないです。
 でも後半時間切れて1分将棋に突入するとお互い後ろ(というか頭頂部あたり?)の髪をひっぱるというか掴んで考えてる。あれはなにか効果があるのかー?くせ??

 時間の消費は佐藤和俊五段のほうが早かったので、先に席を立たれました。途中消費時間15分くらい差がついたところもありました。阿久津六段も残り5分くらいになったところで席を外されたので、それくらいで休憩を取られるのかな。
 阿久津六段がとある手のころでうんうん、というかんじで頷かれて勝ちを確信したのかなー?的な印象を受けました。70手目あたりは千日手はやばくね?とどきどきしてたんですが。
 先に久保八段‐渡辺竜王戦が終わり、右隣のスペースで拍手が起こりました。観戦客は反応してるけど対局者二人は盤面を見つめたまま。
 それから5〜10分くらいでこちらの対局も終了。佐藤和俊五段が投了を告げた後の、双方気が抜けた?かんじの笑顔が、対局中のギャップとあいまって非常によろしゅうございました。




 対局終了後主催者側からアナウンスがあって、12階ホールに移動して手短に感想戦。私が移動したときはまだ久保八段‐渡辺竜王戦感想戦をしていたのではしゃいで拝見する。
 5分くらいかな?それくらいしてから先の感想戦が一段落ついて、阿久津六段と佐藤和俊五段が登場。舞台上手のモニターで解説。だがしかし。木村八段と阿久津六段が上手に寄りすぎて暗がりみたいなとこに立っちゃってよく見えない(笑)。佐藤和俊五段と伊藤女流はモニターの下手側舞台中央に立っていたのでよく見えたんですが。
 しかし。あれだ。木村八段「阿久津さんはウインズに行けなくなったけど」て何気にひどい・・・・銀座なら近いから休憩時間に行けばいいじゃんとかいう問題じゃないですか。対局勝つほうが大事でしょ・・・・(笑)。でも木村八段が言うものだから大喜びしてしまいました。




 で。入場時に再入場券をいただいているので、ランチをしに外へ出ました。お昼のピーク時間とは少しずれていたので楽にお店に入れました。なんと久々にまじめに頭を使ったので*5糖分が足りないなーと思ったのでランチセットにケーキをつける。季節のチーズケーキがおいしかったー。
 ランチし終わっても、決勝戦まで時間が少し余ったので銀座三越ラデュレにマカロンを買いに行く。しかしバレンタイン・・・・やっぱり人多い><早めに会場に戻って対局室の席取ろうかとも思ったんですが、まぁそこまですることもないかなと。どうせおじさん層が早々と席取ってそうだし*6。疲れたら大盤解説で木村八段と渡辺竜王拝見するのもいいなーと。




 決勝戦。15分前くらいに対局室へ。

決勝
[大盤]  [中継担当記者][記録係:田嶋三段]
         ┌───┐
         │   │
 阿久津主税六段│   │久保利明八段
         │   │
         └───┘

 2つ分のスペースを使用して中央に対局用テーブルが設置。
 大盤操作担当スタッフは決勝は2名で交代でやっていました。

 決勝戦はちゃんと机上におーいお茶のペットボトルとガラスコップが準備してありました。主催者側が学習してるー!紙コップじゃないー!(笑)

 これまた10分前くらいに両対局者が入室。中継担当記者と記録係はなんとお二人とも準決勝とおなじ方でした・・・・。
 久保八段が先でその後に阿久津六段。阿久津六段の手にお〜いお茶天然水緑茶を見てまたか!と思ってしまう。

 久保八段が駒箱を開けて駒を並べるところからまた拝見。阿久津六段は持参のペットボトルを最初から置いてあるおーいお茶の黄緑のペットボトルに並べて置いていました。扇子と腕時計を置いたのは準決勝と同じ。久保八段はご自身の揮毫の扇子を使用。

 序盤はもう久保八段勝ちじゃね?的にちょっと見ていても凹んじゃって大盤解説見に行こうかと迷ってしまったんですが、移動するのもなぁと思ってがんばって観戦しました。
 対局中、実は準決勝のときも気になっていたのですが、パチ、パチとなにかを叩くような音がしていて、なにかなぁと思っていたら決勝戦で判明。久保八段が組んだ腕の影で扇子を少し開いては閉じを繰り返してらっしゃったのでその音でした。

 しかし久保八段が飛車を渡したあたりでえええええええ?と思って。対局室も観戦客が声は出しはしないけどちょっとどよめきを感じるくらいで。その先の展開もおもしろくて結構観戦していて楽しかったです*7


 久保八段が投了を告げて、阿久津六段がすこしこわばった?みたくなってその後破顔一笑的に笑顔を見せられたのを見てよかったー!と思いました。なんかこう取材の方も終盤に近づいたあたりで対局室に揃われていてレンズが向かうその先に阿久津六段がいるっていう。ほんとうにおめでとうございます!!!!!
 たまたま行った公開対局棋戦で初優勝の場面に立ち会えて、嬉しかったです。ystkさん運がよかった><*8




 その後また12階ホールに移動して、対局者の感想戦と主催者挨拶、表彰式と優勝者謝辞を。壇上でいろいろとまごまごしている阿久津六段に会場からあたたかい?笑いが起こる。まぁそのうちこういう場にもなれる日がくるかもしれません。
 ぇーっと。ニコニコに表彰式と優勝者謝辞あげてるんで、検索してください。


 でもですね。プロフィールページにうっかり書いてしまってたけど。こんなに早く棋戦優勝されるとは思ってなかったんですよ。

*1:でも突っ込みどこにはなるらしい

*2:と中継サイトには書かれていたがystkさんには紺地に見えた

*3:準備いいなぁと思った

*4:ペットボトルから直接飲ませるのを嫌うなら最初から準備しないのかなぁ

*5:普段使ってないらしい

*6:予想通りだったが

*7:対局者のお二人が好きなのが当然あるからだけども

*8:自分で言うな